野崎宵の 飲食店とホテルの記録

飲食と宿泊 備忘録

旅行雑誌にたりないものは? ストーリー性とか偶然とか

るるぶかまっぷるかって言ったら昔からるるぶ派。最近はことりっぷやララチッタなど、小さめサイズで女子ウケのも手を出したりしている。

旅行雑誌にのっていることは、でもだいたい一緒。

1.食べる

2.泊まる

3.見る

4.体験する

5.ルート

(6.地図)

旅行要素としてはどれも大切。大切なんだけどねー。

なんかこう「どこ行っても一緒」ってなっちゃうんだよ。なんでだろう。

旅行に求めてるものは「非日常」。

非日常ってつまり、日常生活にはない体験。

ちょっとお金出せば贅沢は近所でもできてしまう。だから、少しくらい美味しくても少しくらい高級でも少しくらい物珍しくても、あんまり驚かない。東京都民は東京タワー昇ったことない、というのと一緒。

 

やっぱり旅に求めているのは、たんなる「非日常」じゃないんだな。

「非日常」を超越した「予想外の 非日常」なのである。

さいきん出かけて感動したことっていえば、「畳のブックカバー」。上野駅駅ナカの店舗で見かけた。畳のない家やアパートもたくさんできて、畳文化が下火になってきてそうな所でこのブックカバーを見つけてしまうと、文化を守っていこうっていう人の「なんとかしたい」って熱意が感じられちゃってさ。じーんと。持っててもおしゃれだし。

もちろん畳のブックカバーに出会うってことを、事前に調べておくことはできない。偶然の妙だね。セレンディピティっていうのかしら。2つの事柄(上野に行く+熱意に出会う)が偶然に重なって、それがアイデアや感動につながること。

 

そういうのが旅にもほしい。

ガイドブックに「ここに感動!」って言われましても。

 

うん、そうだね。ここには大きな矛盾が潜む。偶然の出会いは、事前に調べておくことができない。だからガイドブックに載っているはずがないのだ。Back to the Future!

近頃じゃあらゆるレストランは食べログに網羅されているし、ホテルの写真だってごまんと検索できる。目に見えないサービスの質だって言語化されている。そんな情報化社会でどうやってセレンディピティを見つけるかって?

もうこれは、こっちも出会いたい人、あっちも出会いたい人、「出会い系作戦」でいくしかない。いかがわしい名前だな。

あえて路地裏の小さすぎる店を足で探すとか。

外国人がよく泊まるマイナーなB&Bを選んで泊まるとか。

むしろ住んで地域に溶けこんじゃうとか。

結局、最後の砦は人相手だな。

 

空振りや失敗が連投しそうだ。

けど旅って、本で見たことない事が起こるから、楽しいんじゃん。